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2013年 02月 23日
岩手県・浄法寺の漆掻き、猪狩史幸さんの作品が入荷いたしました。 猪狩さんの作品をやまほんで扱うのは今回が初めてとなります。 猪狩さんは、輪島で塗師の修業を5年積んだ後、 木から漆を採取する漆掻きとなるべく 日本一の国産漆の産地である浄法寺に移住された方。 漆掻きは通常6月〜10月にかけて行うため、 それ以外の時期に塗師の仕事をされています。 塗師としての猪狩さんが使うのはもちろんご自分で採った漆。 国内で使用される漆のうち97%を中国産がしめる現在、それだけでも貴重だと言えるかもしれません。 そこに輪島で磨いた塗師としての確かな腕が加わりできあがるのは、薄い膜で覆われたような柔らかな光沢とその下にわずかに透ける木地の木目が美しい滑らかな椀。 手のひらで包み持てばしっとりと手に馴染み、量産品との差は歴然です。 今回入荷したのはたっぷりと汁物が入る盛椀(さかりわん)と 小鉢代わりにも使える浅手の平碗の2種類。 ぜひ店頭で、その美しい姿と滑らかな手触りをお確かめくださいませ。 猪狩史幸 φ120mm×h70mm 猪狩史幸 φ110mm×h50mm
by yamahon_kyoto
| 2013-02-23 17:49
| 作品入荷情報
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